現実空間の多孔化【どこが問題なのか?】
僕らはSNSでもはや連絡を「取りあう」ではなく「絶やさずにいる」ことが目的になっている
「寂しい」からではなく「一人だと思われるのが怖い」
こんにちは。
いきなり、怖い感じの文書から入ってしまいました(笑)
これは今、言われている現実空間の多孔化というものを学んだときに教わった言葉たちです。
大学でこのことに触れて久々に面白いと思えたので皆さんにも共有していきたいなと思います。
この記事を読むと自分が情報空間の中に依存してしまっているので、ちゃんとリアルを見極めようという思いが湧き上がると思います。
また、なかなか出会うことが出来ないような価値観だと思うので是非是非最後まで読んでいってください!
それでは、内容に入っていきたいと思います。
1.現実空間の多孔化とは?
「ウェブが現実で起きていることの情報で埋め尽くされるようになると、かつて「現実の空間」だと思われていた場所に、複数の情報が出入りし、複雑なリアリティを形成していることに気付く。 本書ではこうした、現実空間に情報の出入りする穴がいくつも開いている状態のことを「現実の多孔化」と呼んでいる。
引用:
『ウェブ社会のゆくえ 〈多孔化〉した現実のなかで』|感想・レビュー - 読書メーター
このタイトルだけ聞いてもめちゃくちゃ面白いそうだなって感じることが出来ますよね。
もっと理解しやすくするためにいくつか例を出すと、ウェザーニュースというアプリを皆さんも使ったことがあると思うのですが、このアプリ内にある現地の人がその場の天気をリアルタイムで投稿するというシステムあり、そこで投稿された内容とリアルな実際の場所では全然違う天気だったみたいなスマホの空間に現実とのズレがあるような状態のことを言います。
どうでしょうか何となく理解することはできたでしょうか?
ちょっと難解な話なので分からないところがあれば気軽に質問してくださいね!
情報空間がリアルな空間穴をあけて出入りしているような図を頭の中で想像してもらえるとわかりやすいと思います。
2.現実空間の多孔化は何が問題なのか?
結局この話題を取り上げて何がしたいのか?
この筆者は何を伝えたいのか?
が全然見えてこないと思います。
今回はこの話題から見え隠れする問題点やメリットを考えて、僕なりに考えて提示していこうと思うので、皆さんがそれを見てどう思うかや、思考力アップのための材料に使ってみてください!
問題点に関してはまずはデジタル空間への慣れが現実でのコミュニケーションなどでも障害が出る、という点です。
やはり、デジタルの中に自分の居場所があれば最高の安心感があると思うし、そこに入り浸る時間は確実に長くなると思っているので、現実空間でコミュニケーションをとる時間など減り、障害になってしまいそうだなと思いました。
また、デジタル内で表では吐けないようなことをいわゆる裏アカウントなどを利用してつぶやいていく。
これがとても大きな問題点の一つだと思います。
特定されないなどと気楽に考えてしまっている人がつぶやいた一言が誰かを傷つけてしまい、鬱になってしまったりなどの問題に発展してしまうケースがよくあることだと思います。
それが警察などの調べで、バレて捕まってしまう場合もあると思います。
なのでそういった部分で、課題というものは沢山残っていると思います。
そういったものが平気ではびこるような国になってしまったらとても生きづらい国になってしまうと思うし、周りからの見え方も変わってきてしまうでしょう。
しかもTwitterやlineのタイムラインのように見たくなくても、勝手に目に入ってしまうような現状が出来上がってしまっているのも課題ですね。
また、リアルタイムのつながりが出来るようになったコンテンツがどんどん増えていったおかげで、情報空間が大きくなってしまっているのでもはや連絡を「取りあう」ではなくて「絶やさずにいる」ことが目的になってしまっている。
そこで新手の詐欺に引っかかってしまったり、デジタル空間にはまってしまい、現実の空間に中々戻ってこれなくなってしまったりもすると思います。
なので、僕はデジタルネイティブと呼ばれるデジタルに強い世代でしかも、スマホが依存症に近いくらいスマホに触ってしまっているので強くは言いにくいですが、少しデジタルデトックスを意識して生活してくことも大切なのかなと最近は考えるようになりました。
これらが僕の考える悪い部分だと思います。
他にもあればコメント欄などで教えてほしいです!
3.良いところもあるはず!
ただ、情報空間の増大にはもちろん大きなメリットもあると思っていて、正しい情報と偽の情報をしっかりと見分けられると自分の可能性を広げられるような情報を学び取ることが出来ると思います。
その中では普通にしていたら絶対につながることが出来ないような人と繋がることが出来たりするのでそういった面ではいい側面もあるとは言えるでしょう。
また、学校などでは上手く自分の居場所を作ることが出来なかった人がネットの中で自分の居場所やコミュニティを見つけることが出来た時にその人の心のよりどころになると思うので、それは確実によい側面だと思います。
シンプルに手軽に遊べる娯楽が増えるというのもいいですよね。
これらの側面をよく考えながらデジタルの世界との付き合い方を考えていかないといけないかもしれないですね。
これからさらに現実空間の多孔化は進んでいくと思うし、デジタル技術も進んでいくと思うので上手く利用しながらのめり込みすぎないように気を付けて、過ごすようにしましょう。
では、最後にまとめに入っていきたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
4.まとめ
ここまで現実空間の多孔化といテーマで記事を書いてきました。
結構難しめの内容だったのでついていくのも大変だったかもしれません。
でも、これからの時代とても大切な話題だと思うので目を背けることなくしっかりと向き合ってより良い未来へ踏み出していきましょう!
振り返ると、スマホなどのデジタル空間にある世界の情報が現実空間にずれを生じさせるというのが、現実空間に穴をあけているという見方をするというものです。
多孔化には良いところと悪いところがあると思っていて、それらをしっかりか把握し、良い部分は伸ばしていき、悪い部分はなくしていく、これを考える機会を皆さんに与えられたらいいなと思い今回このような記事を書いてみました。
自分が生きている、この現実空間の時間もしっかり大事にしながら、インターネットとの付き合い方を考え、バランスよく利用しましょう。
インターネット内にはたくさんの詐欺や怪しい勧誘が横行しています。
情報の真偽をしっかり見極めて、自分に有益な情報だけを取捨選択し生きる糧にしてください!
思ったより長くなってしまいましたが、今回はここまでにしたいと思います。
ありがとうございました。
次の記事もよろしくお願いします